デートに誘う時や告白する時など、相手方に対してお願いごとをする場合に、限りなくNOと言わせない方法が存在します。
それをイエス・セットといいます。
イエス・セットとは、相手に確実にイエスと言わせるノウハウです。
簡単に言うと、相手に 「イエス」と答え続けさせると、一貫した方針の原理という心理が働き、イエスと答えることが正しいと考える心理が働き、本来ならつっぱねることも結果的に盛り込みさせるメソッドです。
具体的に言うと、こんなふうです。
Y男はG子さんをデートに誘いたいと思っています。
Y男「嬉しい天気に見舞われてきましたね」
G子「そうなりますね。清々しい気分の季節ですね」
Y男さん「今回は良い天気ですね。こんな時には、アウトサイドが嬉しいなあ」
G子「そうですね。爽やかですね」
Y男「爽やかといえば、ワンダーホーゲルがいいですね。ワンダーホーゲルに行きませんか」
G子「行きましょう」
これは ランチョン・テクニックと言って、 心理学者のグレゴリー・ラズランが研究し、明らかにしたものに、ランチョン・テクニックというテクニックがあります。
これは、明言しますが、 飲食をしながら交渉する手法で、美味しい料理や醍醐味のある時間が話の内容にアグレッシブに関連づけられるというものです。
正直に言って、食事中に聞いた話や、その時にいた人のことを好かれるというロジックです。
料理や雰囲気を楽しみたいという思いから、食事中は対立を避けようとするため、要望や交渉事が受け入れられる確率が上がります。
美味しいご飯を取り入れると、心地よい感触が生まれます。
そして、食事中に聞いた話は、「爽快感」としてダイレクトに影響します。
これは、「連合の原理」という内容で、美味しい料理をしていた時の場面を思い返すと、涼しげな体験がよみがえるので、その時の話題や話し相手方に対する好意度が高まるということなんです
▼フット・イン・ザ・ドア・テクニック
簡単な内容を承諾した場合は、その時からさらに大きな承諾も受け入れ易いようになる心理です。
心理学者のフリードマンとフレーザーがこの実験を行いました。
開始するにあたり小さな承諾を得てから大きな依頼をした場合に、大きな承諾をするパーセンテージは55%であった。
それと引き換えに、何も無いところから大きな依頼をした場合、断られるのは17%であった。
承諾の確率は3倍以上に跳ね上がったのです。 現実的にいうと、次に挙げるようなコミュニケーションとなります。
相手のメールアドレスを知りたい時、
・「メールのやり方を教えて」→「いいよ」→「それじゃあ、やってみるから、アドレスを教えて」
デートに誘う時、「飲み物を買ってくるから一緒に飲もう」→「いいよ」→「今度、食事に行こう」 一緒に写真を撮って欲しい時、「写真を撮って」→「いいよ」→「じゃあ、一緒に写真を撮らせて」 まず、簡単なことを承諾させておいて、その後に、デートの誘いや告白して、承諾させるテクニックです。
デートに誘う時や告白する時は、成功率を高めるために、ぜひ活用しよう。
このテクニックはいきなり本命の女性に利用することはリスクが伴います。
テクニックをマスターするためにも事前に別の異性で練習しておくと本番の時に緊張せず実行できます。
近くに異性がいない場合は恋活サイトなどのPCMAXなど利用すると良いでしょう。